展覧会概要

名称
半澤友美展 Self: multiple presents
会期
2024年1月5日(金) 〜 2024年3月17日(日) 開催中
開館時間

10:00~18:00

休館日

1月15日(月)、2月19日(月)〜22日(木)、3月11日(月)・12日(火)*ロゼシアター休館日に休館

料金

無料

ウェブサイト
公式サイト
https://fuji-paperart.jp
facebook
https://www.facebook.com/fuji.paperart/

詳細情報

数年前から、祖母とお茶をして話をするのが毎日の習慣となっています。認知症と診断された祖母との会話は、現在も過去も、夢も現実も1つの時間として混ざり、循環しているようです。揺らぎながらも、確固たる彼女を見続ける中で、その存在について考えるようになっていきました。

私は「紙」をただの支持体ではなく、それ自体が人間の物語を内包する物体として捉えています。世界中で作り、使われ続けている紙は、基本の制作方法は似ているものの、実はとても個性的で、作られた場や時間、状況によって異なる造形物なのです。その上で私は「紙=作品」を作ることが存在や自己への考察につながっています。

今回展示する作品《Self》は、水に溶いた木材パルプ(紙の原料)を大きなスポイトで1滴ずつ垂らし重ね、プレスして「紙」にした作品です。その1滴を経過した時間の中にある出来事の断片、もしくは「今」そのものを固定化したものだと考え、それらを紙にし、またその紙を重ね並べることで、さまざまな「今」を絡み合わせていきます。時間は直線上に流れるものだと捉えられがちですが、自在に遊離し、現在に重層化していくことで、 自己の形成に影響しているのではないでしょうか。今回の展示では、祖母の記憶のように、過去も未来も、夢も現も「multiple presents/ 複数の今」 として絡み広がる様子を展示します。作品として広がる「紙」により、私たち自身、人について思考を深めることに繋げられたらと思います。

2023年11月 半澤友美

■略歴
1988年生まれ。2010年女子美術大学立体アート学科卒業。2018年度ポーラ美術振興財団若手芸術家在外研修員としてアメリカ、メキシコ、カナダにて研修。現在主に東京都を拠点に活動。

紙漉きの手法を応用し作品を展開。紙を人間の物語が内包するオブジェクトと捉え、その構造やプロセスを辿ることで自己や人間を取り巻く環境や構造、その背景について考察している。
近年の主な展覧会に、国際現代芸術祭「中之条ビエンナーレ 2023」(中之条町/ 群馬、2023年)、「シン・ジャパニーズ・ペインティング」(ポーラ美術館/ 神奈川、2023年)、「皮膚で「見る」 The Eyes of Skin」(MARUEIDO JAPAN/東京、2023)、個展「Narrative Act」(DiEGO表参道/ 東京、2022年)、「PAPER:かみと現代美術」(熊本市現代美術館/ 熊本、2022年)、個展「Note」(MARUEIDO JAPAN/ 東京、2020年)、「ポーラ ミュージアム アネックス展2020-真正と発気-」(ポーラ ミュージアム アネックス/ 東京、2020年)、個展「半澤友美 The Histories of the Self」(ポーラ美術館 アトリウムギャラリー/ 神奈川、2019年)などがある。

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■関連イベント
特別講座|アーティストトーク 1月14日(日)13:30〜14:30 無料・申込不要

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主催 富士市
主管 一般社団法人富士芸術村

※最新情報はウェブサイトまたはfacebookをご参照ください。

美術館・博物館情報

〒416-0953 静岡県富士市蓼原町1750番地 富士市文化会館ロゼシアター1階 東側奥

TEL:0545-32-6581
FAX:0545-32-6582